2009.06.06 23:11(土・夜)




奇しくも日本では同時期に上映となった、 タイのチョコレートファイタージージャーと 日本のハイキックガール武田梨奈の映画について一言二言三言・・・。

この手の映画は元々つっこみどころ満載なのはわかってるんだけど、 四の五のいいませんから気持ちよく騙してくださいって思うんですね。 現代社会と映画の設定に誤差があるからストーリーが陳腐になるのはやむ終えないというか承知の上のすけだから、 それをねじ伏せるファイトがほしいんだよね。

チョコレートファイターはうまく騙してくれました。 細かい事はどーでもいいじゃんって思える。 敢えてつっこむならジージャーのお母さんの病名はとか、 阿部寛の役どころは微妙だなとか・・・ でもそんなの関係ネェーっていわせるだけのファイトでした。

一方のハイキックガールはまず第一に格闘シーンのカメラワークが良くない。 単純に迫力がない。火も使ってるけど全然恐怖感が伝わらない。 (今回セットを作る予算もないんだろうなとは思うけどね・・・) それからスロー再生の多用。 武田梨奈のハイキックの後に直にスローリプレイするんだけど、何度もやりすぎだし それにスローをやるなら後ではなく先じゃないかっていう気がするのはワタクシだけでしょうか。 ケリの始動は普通に回して当たる瞬間ややアップ気味にスローにして当たったら普通に戻して 敵が倒れるところはスローにして。それからそのシーンを普通に回した状態で見せる。 まぁどちでもいいけど、どっちにしても スローはただのリプレイで角度が違うとかでもないからこれじゃ単なる 空手ハウツウビデオ。 この映画全体的にも空手の格闘シーンはハウツウ空手ビデオ風。 本格的な空手を意識し過ぎなのかなぁ。 映画は試合じゃないんだからもうちょっと虚偽感のある 迫力をだして欲しかった。

結局かえってスピード感を失ってしまっているし、 本当に蹴っているらしいけど映像からその緊迫感が伝わってこない。 あと松村先生だけど最後の決戦で 敵地に乗り込むのに ボタンダウンのシャツに普通のズボンというのは・・・デートに行くんじゃないんだから・・・ それに似合ってネェーし・・・ やっぱり空手の服(なんていうんでしょう?)じゃないとナァ・・・それから髪型も・・・んー・・・。 それからそれから敵のボスクラスが口ばっかりでやたら弱いのは如何なものかなと思う。 ザコみたいに一発でたおされてるんだもんなぁ。普通ゲームだって水戸黄門だってウルトラマンだってターミネーターだって 戦闘シーンの最初は苦戦して最後はヒカエオローだよねぇ。 敢えての狙いなのかなーぁ・・・狙いだったらちょっとそれはこの手の映画ではダメかなぁ。

映画の映像ってどういう嘘をつくかなんだよねぇー。 わからない様な嘘にするのかミエミエの嘘で行くのかなんだよね。 どっちにしてもバレてもいいんだけどバレた時には映画としての完成度が補ってくれるようでないとダメだけどね。

ついでにもっといっちゃうとミニスカートのハイキックも エロでもないし ちょいエロでもない。 スカートの中は全然エロくない黒のボクサータイプのパンツみたいだし。 なのに相棒の高校生はキックの時にパンツの写真をとろうとするんだなぁ・・・ だから結局短いスカートがかえって中途半端になっちゃう。 本人が未成年だから仕方ないかもしれないけど・・・ じゃなんでミニスカートなんだ。 チョコレートファイターのジージャーの格闘シーンはロングスカートかズボンだったよ。 でもロングスカートは最初だけで最後の決戦ではズボンでしたよ。 要するにこの映画はミニスカートのハイキックが 1つの売りなんだよねっていう 完成度いから 曖昧な作品になっているんだよね。 一応いっておくけどワタクシは個人的なエロい気持ちだけでいってるわけではありません。

ついでにもっといっちゃうとブルースリーふーっていう構えた時のうめき声を武田梨奈ちゃんも 時々いうんだけど・・・もっと練習したほうがいいのか、マネしないほうがいいのか・・・ それからプロフィールに特技ヌンチャクってあるんだからもっと映画で使ったほうがいいんじゃないか。

色々書きましたが期待している証拠だという事でご勘弁を。 そして大いに反省して次は頑張って欲しい。 ハイキックガールの関係者は皆チョコレートファイター見たほうがいいと思うよ。次回作のために。

あーいっぱい書いちまった・・・。


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