2009.11.10 23:59(火・夜)
※全15巻です。
なんと永井豪原作の
あばしり一家が私の知らない間に密かに映画化されていて、
11月21日から渋谷で劇場公開されるという。うーん知らなかった。
今までそんな情報も入ってこなかったし・・・。
永井豪の作品のなかで一番好きといっても過言ではないあばしり一家。
連載当時ワタクシ小学6年ぐらいだったかなぁ。期待は膨らむ。
しかし嫌な予感もする。漫画が原作で
実写化して失敗してる映画は数多い。
最近ではカムイ外伝、MW(ムウ:手塚治虫原作)、過去にはブラブラバンバン、デビルマン。
3部作の20世紀少年も成功してるとはいえないと思っている。
1つには元々の漫画の持っている要素を無視してしまうということだ。
例えばブラブラバンバは原作が柏木ハルコであるのにそのエロスが描かれずただの青春映画にしている。
デビルマンも永井豪の作品で一番大切な狂気とエロスがなかった。
MWも同様である。
20世紀少年は元々持ってる漫画の要素を着実に取り入れたが、結局漫画を超えられなかった。
原作をどう料理するかは監督の力量だが、問題なのは
結局漫画を超えられないという点につきる。
元々の漫画の持っている要素を別の形で演出するのはかまわないが、
無視した挙句なんだかわからない演出して、イメージの合わないキャストを採用して
結局超えられないっていうのは見るほうをあまりにバカにしてるとしかいいようがない。
見てるほうは漫画のイメージは壊されるし、時間とお金は損するし、パンフレットは高いし・・・とさんざんである。
さてあばしり一家の紅一点の美少女の
菊の助役は外岡えりか。
漫画では菊の助は
服は破けるしおっぱいは出るし全裸にもなるし
・・・大丈夫なのだろうか外岡さんは。
心配なのは
エロスを引算して作品を作ってしまったんではないだろうかということ。
仙台では上映されないかもしれないから見れないかもしれないけど・・・心配だ。
もしヌードにならないなら、よほど監督は考えて演出しないと大変な事になると思うが・・・
もう映画は出来上がってしまっているから今更手遅れですが・・・キャストを見る限り・・・引算してるだろうなと。
ヌードをださないで狂気とエロスを描ききったのは私の知る限り
園子温監督の愛のむきだしだけである。