2010.07.25 06:34(日・朝)





村上春樹の1Q84の3巻を読み終わりました。
面白かったです。

ただ説明がなく放置されたままの人達もいました。

年上のセックスフレンド。 彼女は何故失われてしまったのか・・・。 忽然と天吾の前から消えてしまったが、 しかも彼女の夫から「妻は失われてしまった」という電話があった。 つまり普通に不倫がバレたというわけではなく、 天吾に関係する女性として教団からなんらかの仕打ちがあったのだろう事を示唆しているんだけど・・・ それ以上のことは何も書かれていなかった。

それから千葉県千倉の看護士の安達くみ。 彼女が天吾に好意を持っているのはわかるし、 それなりの過去の事もかかれているし、
ただ彼女の存在理由がなんとなくわからないというか、 彼女はハシッシもやるし、天吾の関っている事に近い立場で(実際には関ってないが) 彼女に導かれている部分もあるのに・・・それなのに・・・ なんとなく都合のいい女的なんですね。

それから高円寺が主たる場所で書かれているのは嬉しい。 (昔、20代前半の頃、文通相手が住んでいた場所で何度かデートした。プラトニックな関係だったけど) それから千倉。あっち方面はワタクシのサイトに掲載の小説「2月の海の記憶」の方面だし、 (昔、20代の後半かナァ、カップリングパーティーで知り合った女の子が千倉じゃないけどあっち方面だった) それから月が2つある世界はワタクシのサイトに掲載の小説「2月の海の記憶」の 「こちら側とあちら側」という事に似ているし。

そういう意味でもなんとなく嬉しい。(私には年上のセックスフレンドはいなかったけどね・・・出来れば印税半分ほしい・・・)

・・・・牛河さんが死んじゃったのは残念。 でも月が2つある世界での事だからまた出てくるかもしれないけど。 さて雑誌「考える人」の村上春樹のロングインタビューを読もうと思う。


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