vvvvv 君の部屋でストーブにあたることを想像していたんだ vvvvvv

帰り道は
同じ方向なのに
別々の道を歩いたんだ

スキだったから

それぞれの時間は
それぞれの足音とともに
同じ空気の中に含まれていた

授業中も休み時間も
君の姿を追っていた
毎日そんな風な
僕自身のラブソングに包まれていた

梅雨をずぶ濡れになって走り
暑い日差しの中でキスして
冷たい風から守るように抱きしめて
君の部屋でストーブにあたることを想像していたんだ

愛とか恋とかなんて考えもせず
どうしてだろう
ただスキだと思っていた

一日中
ラブソングが鳴り響いていた

毎日そんな風に
君がスキだった


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