-- 12月のキミの誕生日に --

キミとケンカして
街へ逃げ出した

熱くなった額を冷ますように
歩いた
12月の街を
あてもなく歩き続けた
この世の終りみたいだった

削りたての鉛筆と白い画用紙みたいな
時期もあったよね
ハハ、
お互いに何も知らなかったのかもしれない

いつのまにか
いつもキミと歩く道を選んでいた
不文律みたいにね

雪が降れば・・・
キミをここに呼びだせるかな

初めてのケンカだから
仲直りの仕方がわからないんだ

雪が降れば・・・
キミに会いにいけそうなのに

初めての12月だから
プレゼントだよなんていって

・・・雪が降れば




★第10回風待詩民募集で掲載されました。 風待茶房
ヨロクシ


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