-- ヤキニク --

あぶらの多い肉を
たくさんの火を使って焼いた

明るい火が網を突き抜けて
ふたりの前で

あぶらがじゅるじゅる落ちた
ふたりの前で

その肉をボクはキミの皿に置いた
ちょうどいいよっていって

キミはホオバル
ボクはそれを見ている

クチビルのはしから
少しあぶらがもれてる

ボクはそれを見ている

それからボクも同じことをした
キミの前で

そしてビールを飲んだ
ふたりで


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