--- ある時間 7 ---
真中にいるとわからないもので
時々立ち止まるも
歳月を感じるのは
数字的なものと
自分の手
それでも同じ人間なんだなと思う
あの時の自分も
今の自分も
きっと死んでしまったら
わかりようもないのだろう
死んでしまったら
生きてる人が考えてくれるだろう
西暦3000年なんて場所は
想定外どころか
意味すら理解できない
西暦2100年ぐらいなら
もう死んでるナァという実感が
なくはないぐらい
生きてるうちは
なんとかなるだろうと思う
半世紀ほどそんな風にしてきたんだから